Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

尾上太一 ( おのうえ たいち )
1959 年 岡山市生まれ。
精神科医師。
日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修了。

著書(写真集)
2010 年 『北前船 鰊海道 3000 キロ』 響文社
2011 年 『島を愛す 桃岩荘 / わが青春のユースホステル』 響文社
2016 年 『島医者 礼文町船泊診療所』 響文社

個展
2001 年 「北前の記憶~日本海ニシンロード~」 コダックフォトサロン
2005 年 「島を愛す~礼文島 / 桃岩荘ユースホステルの夏~」
コダックフォトサロン *上記「北前の記憶」展とおなじテーマの「北前船」関連の写真展を、
函館市 (2002 年 )・礼文町 (2002 年 )・岡山市 (2002 年 )・江差町 (2003 年 )・加賀市 (2004 年 )・瀬戸内市 (2012 年 )・礼文町 (2014) で開催。

Room 1個展

ルーニィ企画展「北前船」

尾上太一

会期:2017.02.07(TUE)- 2017.02.19(SUN)

12:00-19:00(2/13 月 休廊・最終日 16:00まで)

新しいルーニィ1回目の企画展では、岡山在住の作家・尾上太一さんの「北前船」を紹介します。
尾上さんのご出身は、岡山県の玉島。
その昔、肥料としてのニシン粕の扱っていたそうです。
そのことから北前船に興味を持ち、 調べるうちに、これを写真にしたいと思うようになりました。 精神科医として仕事をする中、「北前船の足跡を写真にするなら大判で」と、一念発起して日大芸術学部大学院へ。
江差から日本海沿岸、そして瀬戸内海を経て大坂へ続く北前船のルートを、10 年以上の年月をかけて写真にし、「北前船」という作品となりました。
内容とともに、丁寧に手焼きされたプリントの美しさも尾上氏の魅力の一つです。

本展と同時に、リコメンドウォールにて、礼文島の島で活動するお医者様の日々と島を綴った作品を展示。
ご高覧賜りますようお願いいたします。
ディレクター 杉守加奈子

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海道 3000 キロ 江戸時代中期から明治時代にかけて、日本海には北海道と大阪・瀬戸内をむすぶ海の道がありました。この航路の主役がです。 北前船はさまざまな物品を運びました。なかでも最大の交易品は北海道産の鰊でした。
18 世紀初頭から西日本で栽培が盛んになった綿・藍などの肥料として鰊は大量に運ばれ、それらの増産に大きく貢献しました。 北前船の道は物流の大動脈として農業生産および日本経済の根底をささえ、北海道開拓を牽引し、 寄港地には多くの富と文化をもたらしたのです。 時を経て、鉄道網の拡大などもろもろの要因のため明治時代の末には役割を終え、歴史の舞台から下りていきました。
このかつての海の道をたずね、北海道西海岸を出発点に、日本海沿岸の浦々を経て瀬戸内・大阪まで旅をしました。
にぎやかだった頃の遠い記憶、あの時代から連続して流れる時間を感じていただければ幸いです。
モノクロ 30 点

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