Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

榎本八千代 (Yachiyo Enomoto)

1967年 埼玉生まれ
1987年 専門学校神田外語院 卒業
2017年 京都芸術大学(旧 京都造形芸術大学)美術科写真コース(通信課程)卒業


個展
2017年  8月 “20050810” Roonee247 fine arts (東京)
2018年  2月 ”20050810” Gallery 176 (大阪)

グループ展
2018年 10月 TAIWAN PHOTO 2019 Gallery176 ブース(台湾)
2019年  6月 Director’s Eye 2019 Roonee247fine arts (東京)
2021年  6月 INTER NATIONAL PHOTO PROJECT The Black Box(イタリア)
        ※スライドショー
2023年  4月  FOTOZOFIO OFFLINE2023  fotozofio センター(京都)
        ※スライドショー及び屋外展示
2023年  7月  FOTOZOFIO OFFLINE 2023 ARLES le cafe japonais (フランス)
2023年  10月 『如花綻放』展  中国写真家協会寧波芸術センター
                  李元写真芸術センター (中国)

award
2019年 5月 京都国際写真祭 portfolio reviewer’s pick
2019年 12月 CANON GINZA presents SHINES vol.2 finalist

Room 1個展

家族写真 / Family Photo

榎本八千代

会期:2025.08.21(THU)- 2025.08.31(SUN)

12:00-19:00(最終日のみ16:00まで) / 月火水休廊

ルーニィ247ファインアーツは榎本八千代の新作展を開催します。榎本は20年前の2005年8月10日、最愛のひとり息子 侑人さんを保育事故が原因で亡くしました。深い喪失感につつまれたまま、長い期間を過ごした後、47歳のときに写真表現と出逢います。

自分の中心から湧き出てくる「何か」が体の中に溜まりすぎ て自分の外へ出さないと、息苦しくて生きていけないと感じ「写真」という手段を使って、自分はその「喪失」に対して対峙ができるかもしれない、という考えに至ります。その作品を作品として発表する事で 息子が生きていた証を社会へ出せると考えたのです。

デビュー作である「20050810」は、ここルーニィで開催され、大変大きな反響を呼びました。あれから7年が経過し、家族写真をキーワードにした新作を発表いたします。

 

<<ギャラリートークショー>>※このイベントは終了いたしました
ゲスト 勝又公仁彦(美術家・写真家)
8月22日 19時30分〜会場内にて
予約不要 入場無料のイベントです

以下作家のテキストより抜粋

『~家族写真からその姿が消えたとしたら、その人は存在してなかった事になるのだろうか?と疑問を持ちました。記憶が時間と共に薄れていく中で、写真が記憶を繋ぎ止めておける唯一の手段だとしたら、写真からその存在が消える事により、これらの「家族写真」の存在意味は自分にとって、どう変化していくのか確認してみたいと考えた

からです。写真には「黒い穴」が開いてます。彼の姿はありません。彼はその穴から落ちてしまいました。そしてそこから彼の

「思い出」や「記憶」も私の記憶から抜け落ちていくような気もしますし、それを防ぐために私の記憶が総動員して補填してる気もします。そしてこの穴はどこへ繋がっていくのか興味があります。』

会期に合わせまして、これまで榎本が手がけてきた全作品「20050810」「明晰夢」「家族写真」の全てのイメージを収録したカタログを会場内にて発売いたします。編集はこれまで全ての作品の監修を担当してきた弊所代表の篠原俊之です。巻末にはライター・小林美香さんによる書き下ろしエッセイも収録しました。

デビュー作「20050810」8/1-11 WHITE HOUSE (ナオナカムラ)で

再展示されますので、合わせてご覧いただけると榎本作品について、より深く知ることができます。

 

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