日常の断片的なシーンを刺繍で描き、背後にある物語や時間の重なりを刺繍の特性となぞらえて表現しています。

絵画とは異なる立体的な線が、独特なタッチと色彩を表現でき、刺繍特有の優しい雰囲気を滲ませつつ、工芸的な印象も与えます。

最近は身近な風景をモチーフにした作品を制作しており、あふれる人やもの、豊かな生活環境を眼前にしたときに感じる寂寥を、刺繍糸でいろんな表情をつけて作品に落とし込んでいます。

何気なく通り過ぎてしまう日々の場面を、刺繍でじっくりと作品化することで、そうしたモメントや、ふと湧き上がった感情もかけがえのないものであるという思いを込めています。

たてやまともか

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2年ぶりに、たてやまともかさんの作品展を開催いたします。

学生ではなくなって、コロナ禍の最中に上京し、

また様子の変わってきた世の中を受け止める

たてやまさんの柔らかな心模様が、ひと針ひと針、一枚の布に描かれています

作品の購入も可能です

杉守加奈子