数十年前 私は美術運送をしていた頃、ふと疑問を持った 「無数の作家がいて、色んな作品があるのに、どうしていつも同じ額縁が使われているのか?」そんな事を思いながら、32才の時、将来私の師匠になる人と出会いました。 師匠の額縁を見た途端に「こんなに個性的な額縁を作りながらも、作品を引き立てる事が出来るんだ!」と驚き、 弟子入りを志願10年の修行を経て独立、現在55才その時の習得した基礎技法 ( 下地にゴフン、ベンガラ、等 ) を使い、 私のテーマでもある、時と国境を越えて無数にある物語、神話、ことわざ、遺跡などを 見聞きして創造と空想の額縁を作ってます。 額司 游游雅 宮井譲