Exhibition

Room 1企画展
Energy flow/蓄積
銭谷和樹
会期:2026.05.14(THU)- 2026.05.24(SUN)
12:00-19:00(月・火・水 休み 最終日は16:00まで)
墨の刹那の表情に心を奪われる。
環境によって変わる墨の濃淡や、即興の中で描く線や形は、その場限りの一度きりの出会いである。同じものは、二度と生まれない。
そこには偶然性と必然性が入り混じりながら、ひとつの作品が立ち上がっていく。
僕たちは限られた時間の中に生きている。時間は絶えず流れ、過ぎ去っていく。
昨日見た景色も、今ここで見るあなたの表情も、言葉も眼差しも、移り行く季節の中で感じる空気や光や匂いも、すべてこの瞬間に過去のものとなり、様々な感情に包まれながら記憶の中に刻まれていく。そうした一つ一つの出来事や出会いが、僕の表現への感覚を形づくり、偶然性から生まれる墨の表情と日々の“儚さ”や“尊さ”を重ね合わせている。
すべてが有限だから、そこに慈しみが生まれ、救いや有り難み、豊かさをより強く感じられるのだろう。
一つ一つの感情のエネルギーが蓄積される。それはやがて大きな流れ(うねり)となり、生けるもののように紙の中で滞留し続ける。
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この度、銭谷和樹さんをルーニィで初めて紹介いたします。
墨の表現に至る前は、グラフィティアートを描いていた銭谷さん。
瞬間、瞬間の集中力、向かい合ってお話をする際にも感じます。
もう本当に真っ直ぐなのです。
歯切れ良い線の心地よい、銭谷さんの作品をどうぞお見逃しなくです!(ルーニィ杉守)







