本展は東京ビジュアルアーツ写真学科本山周平プロダクションゼミ4人の写真展です。
写真展タイトルでも掲げたチェインとは連鎖を意味し、一見4人の交わらなさそうな、監視・性・母・昆虫食の中に繋がりを見い出すことをテーマに展示する。

川村のテーマは「昆虫食」、近将来地球は食糧危機となるかもしれない。 新な食料として希望の光を浴びているのは昆虫食。近い将来の食生活はこうなるのではないだろうか。

瀧澤のテーマは「性」、令和元年、コンビニから成人誌がなくなった。往年エロティシズムは変わっていくが、 残さなければならない。

塚田のテーマは「母」、少女は母と仲が悪い。いつも SNS には悪口の投稿。 いつの間にか家を出る年頃に。母との関係を写真に残す。

相馬のテーマは「監視」、現代は完全監視社会となった。人間の目では見ていなくても監視カメラは見ている。 私はそのカメラになった。

1999(2000)年生まれの作者が持つ現代の感覚が体現された写真展になります