Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

Recommend wall企画展

大木靖子「気配とひとひら」

大木靖子

会期:2025.05.08(THU)- 2025.06.01(SUN)

12:00-19:00(月曜休廊 最終日16:00まで)

「ひとひら」

地面に散った花びらや葉っぱ

まだ美しい姿を留めたいと太陽光にかざしてみた

 

きらきら光る細かな粒子は宇宙の星々

水の流れる葉脈は、命の輝き

役目を終えてもなお美しい、ひとひら

 

 

 

「気配」

針穴カメラに起こった偶発的な出来事の結果、現像したフィルムには色だけが写っていた

水のグラス、拾った葉っぱ 中央から透ける光にその時に確かにあった光景の気配のみが漂っている

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5月のリコメンドウォールでは、作家・大木靖子の2021年の作品「気配」から6点と、ライフワークのように長年制作を続けられている「ひとひら」から16作品を一つにまとめた作品を展示します。

種明かしをされれば、なるほど確かにということがある。

しかしそれを発見し、当たり前ではないことを「やる」というのは、当たり前ではない。

花びらや葉っぱを、目に当てて、光に透かし見る行為を、ピンホールカメラだとどうなるんだとやってみた行動は彼女にとっては自然な行為だが、針穴カメラでの撮影のセオリーからすると驚くべき行為である。

大木靖子という作家は、素直に、驚かせようなどどいう気もなくひらりと超えて、私たちに美しい作品を見せてくれる。

杉守加奈子

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大木靖子プロフィール
1971年東京生まれ
2007年にルーニーで初個展以来、多数の個展を開催。
肉眼では見ることのできない不思議な光景の作品はイタリア、アメリカなど海外でも好評を得ている。

 

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