Exhibition

Room 1+2個展
東京2025 戦後の終わり
初沢亜利
会期:2026.01.21(WED)- 2026.02.01(SUN)
12:00-19:00(最終日のみ16:00まで) / 1月26日のみ休廊
戦後80年、昭和100年というキャッチコピーが踊った2025年だった。
いつ、何をもって「戦後の終わり」「戦後の終焉」と捉えるか?
リベラルは「戦後の終わり」は「戦前の始まり」と危機感を抱き、保守派は「戦後レジームからの脱却」という言葉に期待を膨らませる。左右が極まると、共に対米従属からの脱却こそが悲願となる。
一見奇妙な印象を与えた「石破辞めるなデモ」から高市総理誕生への流れは、戦後類を見ない展開だったが、いよいよ憲法改正に向けての助走期間に突入したか?憲法9条が改正される日こそ「戦後の終わり」記念日となるだろう。
「昭和」という元号は、平成生まれにとって仮想のノスタルジーとなり、中高年の時代錯誤やハラスメントの代名詞に置き換わった。
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります。」2025年は、この上なく昭和的なスローガンが流行語大賞を受賞した。
日本国民は80年もよく平和を維持できたなぁ、という感慨もある。平和に飽きた世代へのバトンタッチの先に、深層に眠る暴力性や破壊欲求に火が点くことなく、戦後100年を迎えられるだろうか?その辺りが今後の作品制作の伏線になっていくだろう。
悲しいかな、平和より有事の方が写真になりやすい。平和な時間、空間を撮ることは退屈だ。コロナ禍以降の東京を撮影する退屈さ、が滲み出た数年の東京シリーズとなっている。あと20年、体力、気力、根気と意地を保ちながら、この街を撮り続けられるだろうか?
あんな平和な時代があったよなぁ、と振り返ることがないことを願いつつ、退屈の有り難みを噛み締めながら、2026年も都市のフィールドワークを継続します。
【関連イベント】
トークショー
1月30日金曜日 19:00〜 〈ゲスト:都築響一さん〉
参加費として、おひとり様1000円頂戴いたします。
お申し込みはこちらからお待ちしております。








