Exhibition

Room 1個展
アンコールへの道
井津建郎
会期:2025.11.06(THU)- 2025.11.24(MON)
12:00-19:00(最終日のみ16:00まで) / 月火水休廊
この度、国際的なファインアートフォトグララファーとして多くの仕事を残してきた井津建郎の展覧会を開催いたします。
今回は、50余年の活動で最も代表作と呼ばれるカンボジア・アンコール遺跡群のシリーズに加え、未発表のアンコール・ボレイのプリントを追加し展示いたします。
本展で飾られるシリーズは、井津にとって写真を撮るだけでなく、写真家として何を世の中に残し、影響を与えていくことができるかを考える契機でもありました。現地で見たひとりの少女がわずかな治療費が工面できずに息を引き取ったことをきっかけに、後のアンコール小児病院の開設と運営は、井津の活動を語る上で欠かすことはできません。充実した見応えを感じられるオリジナルプリントを展示販売いたします。
また、本展の作品の売り上げの一部は現在井津が運営する小児病院運営費として寄付されます。
【会期中イベント】
11月7日(金)19時より ギャラリートーク〈ゲスト:写真家 広川泰士〉
11月8日(土)14時〜15時ごろ 写真集購入の方限定サイン会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
井津建郎(いづけんろう)- プロフィール
1949年大阪に生まれる。日本大学芸術学部に学んだ後1971年に渡米。以来ニューヨークを拠点として作品制作と発表を続けて現在に至る。
30数年間にわたって世界の『聖地』を14×20インチのカメラで撮影、プラチナプリントによる表現の他、植物、果実や人体の習作をスタジオにて制作。
作品はニューヨーク・メトロポリタン美術館はじめアメリカを中心に多数の美術館に収蔵され、日本では清里写真美術館で 4 度にわたる写真展を開催、それら全ての作品が同美術館に収蔵されている。
作品集は 2017 年に<Seduction>、2018 年に<Eternal Light>、2019 年に<Requiem>2025年 「もののあはれ」など多数
Official Web Site https://www.kenroizu.com/