Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

<鈴木秀ヲ>
1953 年生まれ
1976 年 東京造形大学デザイン学科映像専攻卒業
1980 年代より、自身の中にある少年性を核とした「モノ」への愛着を形にした作品の制作と発表を続ける。
1995 年 写真集「pater noster 少年の科學」で日本写真協会新人賞受賞

<主な個展>
「メルカトルの球体収差」 「午睡する理科室」 「Optical Archives」「少女の家政学・ドールハウスの場合」 「空のしたたり」 「景のありか」他 国内外で多数開催

Room 1企画展

鈴木秀ヲ 企画展「少年の科学  少女の家政學」

鈴木秀ヲ

会期:2023.03.07(TUE)- 2023.03.12(SUN)

12:00-19:00(最終日16:00まで)

ルーニィ・247ファインアーツでは、鈴木秀ヲの写真作品を展示致します。
80年代から90年代にかけて数々の個展を通じ、少年の心をそのまま映像化したようなユニークなスティルライフ写真で多くの人々の記憶に残る作品を発表してきました。
25 年ぶりの写真集刊行を機に、その魅力を紹介します。

本作「ave maria 少女の家政學」は、1990年代前半に各所で継続的に展覧会を通じて発表され、のちに写真集にまとめられた「pater noster 少年の科學」1995年刊 との姉弟作品になります。
四半世紀の時を経てイメージが写真家の心の中で一対にまとまりました。

鈴木秀ヲの写真作品の多くは、外へ題材を求めるのではなく、いくつかのモチーフと背景を鈴木が空想するストーリーを組み立てながらまとめあげたスティルライフ(静物)作品が大きな特徴です。

前作の少年シリーズでは、実験器具、地球儀、歯車、望遠鏡などを主な題材に、
本作の少女シリーズでは、ドールハウス、着せ替え人形などが登場します。

少年が自分の姉の部屋から、ごっこ遊びの玩具たちを持ち出した時に感じた、決して足を踏み入れてはならない甘い香りのする禁断の世界観。
それを鈴木秀ヲのシュールな解釈で、眩しいばかりの純愛と清らかな恋と涙。。。のはずが、いつのまにかブラックユーモアに転じてしまうのも、この作家の魅力です。

 

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