Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

加藤直子 Naoko Kato

1960年東京世田谷区生まれ。
1983年から30年間タイムキーパー(TK)としてテレビ番組制作に携わる。
2010年ゴルフ場のPV制作をきっかけに本格的に写真を始める。

<アフリカでの活動>
2013年 写真家井村淳氏による動物撮影ツアーで初めてアフリカに行く。
以来、2019年秋までに合計17回ケニア・タンザニアを訪問。
2015年 ワイルドライフ写真家のDavid Lloyd氏のサファリツアーに初参加、翌2016年も再びDavid Lloyd氏のツアーに参加。
その後はそこで知り合った英米の“keen photographer”たちそれぞれと毎年2週間ずつ訪れている。



<個展>
2020年6月「サンクチュアリ〜a chainless soul〜」(Roonee 247 Fine Arts)
2020年7月「サンクチュアリ〜serendipity〜」(ジャローナ)

<グループ展>
2019年 「CALM&VOLATILE 静と動」CLUB LIGHT PARTY 第2回グループ展
2017年 「流」 CLUB LIGHT PARTY 第1回グループ展
2015年 「色」 キヤノンフォトサークル東横
2014年 「Kohji Corner」 写真教室の講師諏訪光二氏の生徒仲間によるグループ展

<出版物>
2020年写真集「SANCTUARY (サンクチュアリ) 」
2016年写真集「SERENDIPITY」

Room 1個展

加藤直子「この空の下で〜a chainless soul〜」

加藤直子

会期:2020.06.02(TUE)- 2020.06.14(SUN)

12:00-19:00(月曜休廊 最終日16:00まで)*状況により時短の可能性あり

アフリカ・ケニアの広大な空を見て、ふと「死ぬときはこの空の下で死にたいものだ」と思った。

2013年秋に日本人写真家の撮影ツアーに参加したのを最初に、2019年秋までに合計17回も東アフリカを訪れた。その6年の間に何人もの近しい人を見送り、また自分自身も5年生存率がどうこうというがんになった。

「人は、いずれは死ぬ」という、自分の進む道とは別の道の遠い先のように思っていたことが、今いる自分の延長線上にあり、それもそう遠くないところにそれはあるんだと意識するようになった。

死生観などケニアに行くまで考えたこともなかったが、がんが見つかったこととケニアに行き始めたことがちょうど重なり、自分の人生観はそのころから変わってきた。

これからの人生をおもしろがることにした。
世の中には、おもしろいことがいっぱいある。頭の中で考えているより、実際は予想外の連続である。

ROAD TO REBIRTH 〜 a Chainless Soul (Tomo the tomo)という英語の歌の一節に、

もし私が祈りを捧げるなら
唇にのぼるものはただひとつ
「私の心はそっとこのままにして自由をください」というばかり

この歌は10年以上前に見たドラマのエンディングテーマで流れていた。
再びこれを聞いた時に、自分はこのように生きてきたんだ、この思いが根底にあったから導かれるまま幾度もケニアに行ったんだと納得したのだった。
ちょうど60歳を迎え、自由な気持ちのままで自分の「Road To Rebirth (再生への道)」を歩き出したところで、しまっておけないものをお見せすることにした。

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