Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

鈴木ノア Noah SUZUKI
Bromoilist / Photographer

1980 年生まれ 大阪府出身
2011 年、古典技法(Alternative process)であるブロムオイル印画法を学び、ブロムオイルによる制作を開始。

<個展/グループ展及びアートフェア>
・モダン藝術写真展『REINCARNATION』 Hasu no hana / Tokyo 2014 年 9 月 15 日(月)~ 10 月 7 日(火)
・Art Gent 2013 Flanders Expo / Gent Belgium 2013 年 11 月 30 日 ‒ 12 月 3 日
・「Verse of Silence」北井画廊 / Tokyo 2013 年 10 月 26 日 ‒ 11 月 16 日
・Roonee 247 fine arts 「道化の森が眠る頃」/ Tokyo 2017.11.07- 2017.11.19
・鞆の浦 de ART 2018 / Hiroshima 2018.9.30-10.21
・6directions "essence vol.2" / Okayama 2019.12.14-15

Room 1企画展

director’s choice 『The world stands in the interval of reality and fantasy』

鈴木ノア

会期:2020.01.28(TUE)- 2020.02.02(SUN)

12:00-19:00(最終日16:00)

2017年よりルーニィから紹介を始めた 鈴木ノアさん。
昨年末、岡山の6directionsさんで展示をしたところ「東京でも見たい!」との声が多く、
2020年初のdirector’s choiceで取り上げます。
新作も含めて20数点、かなりまとまった枚数を飾ります。

鈴木ノアの作品は、印画紙による白黒写真を一度漂白し、銀粒子を抜き取った後で、顔料系のインクをそこに収める、
ブロムオイルプリントというプロセスで制作されています。
そこに描かれているものは、固有の場所を示す要素は全くないのだが、誰もがいつか観たことがあるような、
或いは、はっきりした記憶は定かではないが、確かにこんなことがあったような気がする場面が静かに続きます。
写真は出来事を観たままに記録するための手段であった筈が鈴木ノアの作品は、現実と虚構の狭間で、
観るたびに確からしさが一枚づつペロリとめくれ剝がれていく。
曖昧でつかみ所のない画像なのに、長い時間と複雑なプロセスを経て作り上げられた印画紙の上の出来事は、
ずっしりと重みを持った存在感を持っています。

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