「カメラとして販売されているもの以外のもので写真を撮る」

　写真展といいつつ、グループ展では会場で写真談義よりもカメラ機材自慢合戦になっているのをよく見かけますよね。ならばカメラ禁止にしちゃえ！というわけでカメラを封じて写真展を企画しました。
「カメラ使わなくて写真なんか撮れるわけがない！」
　常識人はそう言うでしょう。まぁ、厳密にカメラを使えなくしてしまうと写真は撮れませんので(笑)、そこはうまく言い訳を各自で考えるということにして。ルールとしては「カメラとして売られているものは使ってはいけない」。
　売ってるカメラを使えないということはいいカメラ、いいレンズは使えないということです。ある意味これはカメラメーカーならびに日本写真界への挑戦的な写真展！というような気合いが耳かきの先ほどは含まれているかもしれません（妄想）。
　そして、なかなか満足いかない方法で写真を撮り、それをプリントして作品に仕上げる。どこまで本気でやっているのか？　そして、各人どんな理屈をこねて写真を撮ったのでしょう？ さあご覧ください！