Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

Room 2企画展

額バカ -旅の途中 蟻の一歩 –

額司 游游雅 宮井 譲

会期:2018.05.22(TUE)- 2018.06.03(SUN)

12:00-19:00(月曜休廊・最終日16:00まで)

3年の時を経て、額作家・宮井譲さんがルーニィに帰って来ます。
額は作家にとって容れ物という感覚が強いですが、宮井さんの額は、それだけで飾っていたくなるようなもの。
また、インスピレーションを与えてくれるものでもあります。

木材に形を整え、膠で下地を作り、金銀の箔をうったり、またそれを汚したりして独自の風合いをかもす。
何百年の時を経て、この額はここにあるのだろうかと考えさせるような重みがあるもの。
軽やかなもの。
大きな額なのに、作品を入れることろはちょこんと小さなもの。

一つ一つの語りかけてくる物語が、見る人それぞれに踊り出します。

今回もたくさん準備して大阪から来てくださいます。
そして、作家たちとの競演作品もございます。
どうぞお見逃しなく!!

ルーニィ 杉守加奈子

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この3年…
まだ四ッ谷のルーニィで個展をして3年が経ちました。
その間大阪、岡山、倉敷、青梅などで個展、コラボ展、イベントに出品していました。Facebookやインスタグラムを始めて世界中の作家さんも拝見してきました。

自分の見る世界が広すぎて、見なくてもいい事やもっと知りたい事など情報の過剰摂取で自分の立ち位置がはっきりしない時もありました。

私は理解力が人一倍遅く納得がいくには時間がかかるので、いっその事見る物を全て受け入れるのでは無く削ぎ落として行こうと考えました。

日に日に低下する記憶力も考えその様な判断、判別していくと面白い物、好きな物、自分の興味を持つ物がぐぐっと見えて来ました。
脳が動き夢の中でもデザインを作ってくれたり、アドバイスをくれる様になりました。

勿論大切な人からのヒントを貰ったり、師匠の言う事は今でもフラッシュバックして怒られます(笑)

閉鎖的になっている訳ではありません。記憶のはっきりしているはずの残りの20年をどの様に自由な製作をしていくのかを考えた結果です。

2018年5月この時の額司 游游雅が作る額?を1度ご覧になって作品を入れる物の概念を取っ払って下さい。

宮井 譲

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