Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

room 2にて「水内の自然」を同時開催いたします。

「水内の自然」


水内郡(みのちぐん)は、かつて信濃国にあった郡。
古くは「みぬちごおり」と呼ばれました。
この水内は信仰に篤い地です。
そのためにこの地に善光寺が建てられ、信州三大霊場も築かれることとなりました。

自然の中に神を見るという、後に神道として形づくられていく日本人の信仰心はどのように生まれ、育まれてきたのでしょうか。
一つは美しい自然を見て感動する心。次に収穫を得て感謝する心。そして厳しい自然を前に畏れる心。これらは今の私たちにもあるものです。
江戸時代後期でも一度、少雨・冷夏などで飢饉ともなれば、水内では幾つもの村が全滅しました。古い時代には用水池なども少なく、より自然の影響を受けたはずです。
こうした心を揺さぶられる環境の中で、今日と変わらぬ「明日を願う心」が強い「祈り」を作り出してきたのでしょう。


水内郡は現在の長野市、小川村、飯縄町、信濃町、飯山氏、栄村に当たります。


強い信仰を産み出したこの地の自然を紹介します。

Room 1+2個展

斉藤 登写真展「善光寺ー祈りー」

斉藤 登

会期:2017.05.02(TUE)- 2017.05.07(SUN)

12:00-19:00(最終日16:00まで)

善光寺 - 祈り –

縁起によれば本田善光により642年に今の場所に建立されたと伝わります。

江戸時代には「一生に一度は参れ善光寺」と言われるほど有名な寺になりました。

御開帳の一か月強の間には700万人もの人が訪れます。

なぜこれほどの大寺になったのか。

・庶民的であること

貧しい民間人の自宅の一隅より始まった寺のためか、肩ひじ張らない、親しみやすい寺です。御開帳といった大きな行事においても一般の人たちが参加できる工夫をし、「むじな地蔵」というとても京都等の寺では見ないようなものでも平気で置きます。

・長い歴史の中で様々な人々の願いを受け入れてきたこと

日本の仏教が宗派に別れる前に建てられましたので無宗派です。女人禁制の時代はありません。水子供養という考え方は仏教にはないのですが願いを受け入れ、境内の重要な場所に「水子観音」を置き、子供を守る「地蔵菩薩」を数多く祭ります。

・とても開放的であること

365日、24時間参拝可能です。会社帰りや買い物のついでに参拝する方もおられますし、子供たちが夜、塾帰りに境内を通ったりもします。近隣の生活に溶け込んでいます。2月に開かれる燈明祭りは地域主催のお祭りですが、、国宝の本堂への派手な照明を許可するなど積極的に協力します。

長い歴史を持ち、多くの人々の祈りを受け止め、支えてきた善光寺を紹介します。

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