Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Event

出張ルーニィ@岡山 上野 龍「きみはあの惑星をみたか」

開催日:2017.09.01(FRI)

出張ルーニィ@岡山
上野 龍「きみはあの惑星をみたか」
ディレクション:杉守加奈子(Roonee 247 fine arts アートディレクター)


◯会期:2017年9月1日(金)ー15日(金)10:00-19:00(期間中休廊なし)
◯会場:GALLERY GLOSS & COFFEE 岡山市北区富田町2丁目10-18 086-225-5825(tel/fax)
◯関連行事:プリントビューイングイベント(上野龍を中心に、ルーニィ取り扱い作家のプリント をライブでお見せし、上野龍及びアートディレクター杉守加奈子が作家や作品についてのお話をい たします。)
<開催日>
◎1回目:9月8日(金)19:00-
◎2回目:9月9日(土)13:00-
<参加費> ◎参加費:1000円(1ドリンクのオーダーをお願いいたします)

「上野 龍は、宇宙人なんじゃないか」
本展開催にあたり12年分の上野の作品を見返して、ふと思った。

まるで初めてみるもののように身の回りに目を向け、シャッターを押し、丁寧に暗室で浮かび上がる光景を、光を定着させる。
上野の写真にテーマはないし、意味もない。

上野龍は、決して写真を撮るために何処かへ出かけない。主に自分の身の回りを撮る。
また、学校で学んだわけでもない。
ジャズの即興演奏家だった彼は、生活のために警察官になり、そこで写真の手ほどきを受けた。
まるで写真の歴史を辿るように、フィルムに受け止めたものを、失敗を繰り返しながら1枚の写真を作る。
上野は、そこにあるものを「?」を持って見ている。面白がっている。出来上がった写真は既視感のない独特の光を放つ。
彼の姿勢が写ってしまっていることに、受け手はザワザワする。
アートにおける独自性は「作家の世界の見方」だとすれば、上野の作品はまさにアートだと言えよう。

今回の出張ルーニィでは、上野龍の数多の写真の中から「上野龍は愛知県にたまたま降り立った宇宙人」というところに視点を置き、構成する。
一つ一つに意味はないが、それぞれに美しい光を繋げて、星座を形作る試みである。

*ゼラチンシルバーにトーニング、ポラロイドによるエマルジョントランスファーの写真を混じえて22点。

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上野 龍 プロフィール

1963年 名古屋市生まれ
1980年 即興演奏をはじめる 水上旬、犬飼興一、吉沢元治、柳川芳命 等と共演 1981年、愛知県警察巡査拝命、2002年退職 1989年、鑑識任用専科教養で写真撮影、暗室作業を学ぶ 1992年、結婚。自宅に暗室を設ける

<展示歴>
2004年「砂雨」横浜 岩崎ミュージアム
2005年 「嚮日」東京 ルーニィ
「きょうじつ/砂雨」横浜 岩崎ミュージアム
「きょうじつ/砂雨」東京 ベビィルーニィ
2006年 「あ・うら」東京 ルーニィ
2007年 「うずらぎぬ」東京 ルーニィ
2009年 「テウ・ホウ」東京 ルーニィ
2011年 「うずらぎぬ」名古屋 モノコト
2012年 「テウ・ホウ2012」東京 ルーニィ
2014年 「布を置く」名古屋 イエネコカメラ
2015年 「布を置く」東京 ルーニィ
「布を置く」名古屋モノコト 等

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